皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|副院長 田代 朋子
主な経歴
- 山口大学医学部医学科 卒業
- 小倉記念病院 初期臨床研修
- 産業医科大学病院 皮膚科
- JCHO下関医療センター 皮膚科
- 九州労災病院 皮膚科
- 花水木クリニック 副院長
資格
- 日本専門医機構認定 皮膚科専門医
関連施設での外来診療
- 小倉記念病院/戸畑総合病院/門司メディカルセンター/新小文字病院 など
所属学会
- 日本皮膚科学会
- 日本皮膚悪性腫瘍学会
- 日本研究皮膚科学会
- 日本美容皮膚科学会
「赤いふくらみが急に出た」「強いかゆみがある」「出たり消えたりを繰り返す」
じんましんは症状が出ているときと消えているときがあるため、受診のタイミングに迷う方が多い病気です。
多くの場合、問診と皮膚症状の経過から診断し、抗ヒスタミン薬を中心に治療します。
抗ヒスタミン薬を調整しても日常生活に支障がある慢性じんましんでは、適応を確認したうえで注射薬を含む追加治療を検討することがあります。福岡市南区・大橋の花水木クリニックでは、皮膚科専門医が、急性から慢性まで症状の経過に合わせて診療します。
じんましん(蕁麻疹)とは

じんましんは、皮膚の一部が急に赤く盛り上がり(膨疹)、強いかゆみを伴う病気です。多くは数時間以内に跡を残さず消え、また別の場所に出てくることを繰り返します。
症状が続く期間によって、次のように分けられます。
- 急性じんましん — 発症から6週間以内のもの
- 慢性じんましん — 発症から6週間を超えて、ほぼ毎日または繰り返し症状が出るもの
慢性じんましんは、明らかな原因がない特発性蕁麻疹であることが多い一方、治療でコントロールできることが多い病気です。
副院長 田代 朋子
じんましんは出てから数時間で消えることも多く、受診時には症状がおさまっていることも少なくありません。
消えたからといって治ったとは限らず、くり返して長引くことや、食べ物や薬が関係している場合には次により強い症状が出ることもあるため、治まってからでもご相談ください。
じんましんの症状
- 蚊に刺されたような赤いふくらみ(膨疹)が急に出る
- 強いかゆみを伴う
- 大きさ・形・部位はさまざま(小さな点状〜地図のように広がるものまで)
- 多くは数時間〜24時間以内に消える
- 跡が残らないことが多い
「出たり消えたり」を繰り返すのが、じんましんの大きな特徴です。
顔・唇・口の中・のどの腫れ、息苦しさ、声のかすれ、ぜいぜいする呼吸、強い動悸、気が遠くなる感じ、ぐったりする、嘔吐や腹痛を伴う場合は、アナフィラキシーの可能性があります。
このような症状がある場合は、Web予約を待たず、119番または救急対応の医療機関にご相談ください。
じんましんの原因・種類
じんましんは症状が続く期間によって「急性」と「慢性」に分けられます。また、出方やきっかけによって、特発性・アレルギー性・刺激誘発型などに分類されます。
急性じんましんでは、明らかな原因がない特発性のものや、かぜなどのウイルス感染に伴って出るものが多くみられます。慢性じんましんも、明らかな原因のない「特発性」であることが多く、原因探しだけでなく、症状をうまくコントロールする治療が大切です。
アレルギー性
特定の食物・薬・虫さされなどに反応して出るタイプです。原因がはっきりすることが多く、原因を避けることで予防できます。
刺激誘発型(物理性)
特定の物理刺激で出るタイプです。
- コリン性蕁麻疹 — 入浴・運動・緊張などで体温が上がったときに出る、小さな点状の膨疹
- 寒冷蕁麻疹 — 冷たい風・水に触れたときに出る
- 機械性蕁麻疹 — こすれ・圧迫などの摩擦で出る
- 日光蕁麻疹 — 紫外線で出る
特発性
はっきりした原因がないタイプで、急性・慢性のどちらにもみられ、特に慢性じんましんの多くがこのタイプです。
検査・診断
問診と視診が中心です。
- いつから・どのくらいの頻度で・どんな状況で出るか
- 食物・薬・運動・ストレスなどの誘因
- 出ている部位・形・持続時間
出ているときの写真を撮ってお持ちいただくと、診断の手がかりになります。
検査は、問診や症状の経過から必要と判断した場合に行います。慢性じんましんでは、血液検査を行っても原因が特定できないことが少なくありません。
食物や薬剤など特定のきっかけが疑われる場合、難治性の場合、発熱・関節痛・紫斑など別の病気が疑われる場合には、血液検査やアレルギー検査などを検討します。食物・薬剤の負荷試験が必要と判断した場合は、実施可能な医療機関と連携します。
治療法
抗ヒスタミン薬
治療の基本は抗ヒスタミン薬の内服です。
- 第二世代の抗ヒスタミン薬(眠気の少ないタイプ)が中心
- 効果が不十分なときは、保険診療上の上限までの増量や、種類の変更・組み合わせなど、状態に合わせて調整します
- 同じ段階で、補助的にH2受容体拮抗薬(胃薬の一種)や抗ロイコトリエン薬(ぜんそくにも使われる薬)などを併用することもあります
多くの方は抗ヒスタミン薬で症状をコントロールできます。
難治性の慢性じんましんへの注射治療
抗ヒスタミン薬を適切に使用しても、かゆみや膨疹が続き、日常生活に支障がある特発性の慢性じんましんでは、注射薬による追加治療を検討することがあります。
近年は、オマリズマブ(ゾレア)に加えデュピルマブ(デュピクセント)も使えるようになり、選択肢が広がっています。いずれも、抗ヒスタミン薬で効果が不十分な特発性の慢性蕁麻疹に、適応を満たす場合に保険診療で使われる注射薬です。
すべての方に使う薬ではなく、症状の経過・治療歴・年齢・費用負担などを確認したうえで、医師が適応を判断します。副作用にも注意が必要なため、治療中も定期的に状態を確認しながら進めます。
原因除去・生活指導
原因がわかっている場合は、原因を避けることが予防につながります。
- 特定の食物・薬剤を避ける
- 物理刺激(冷気・摩擦・直射日光など)を避ける
- 体調を整える(睡眠・ストレス・疲労)
じんましん以外のかゆみについて
かゆみの原因は、じんましんだけではありません。湿疹、かぶれ、乾燥肌、アトピー性皮膚炎、薬疹、虫刺され、感染症、疥癬、内臓疾患に伴うかゆみなど、さまざまな原因があります。
じんましんは「赤いふくらみが出たり消えたりする」「多くは跡を残さず消える」ことが特徴です。一方、同じ場所に赤みが残る、皮むけがある、じゅくじゅくする、痛みがある、紫色の跡が残る、発熱や関節痛を伴う場合は、じんましん以外の病気を考える必要があります。
日常生活での注意点・予防
- 思い当たる誘因(食物・薬・温度差・運動など)をメモしておく
- 体調を整える(睡眠・ストレス・疲労を避ける)
- 入浴で悪化する方は、ぬるめのお湯で短時間に
- 摩擦で悪化する方は、肌に当たる衣類をやわらかい素材に
- 自己判断で市販の抗ヒスタミン薬を長期間使い続けず、改善が乏しいときは医師にご相談ください
よくあるご質問
じんましんは何科を受診すればよいですか?
皮膚科でご相談ください。
アナフィラキシーが疑われる症状(顔・のどの腫れ、息苦しさ、強い動悸など)がある場合は、救急対応の医療機関にご相談ください。
オマリズマブ(ゾレア)はいつまで続ける必要がありますか?
患者さんによって異なります。
一定期間続けて症状が落ち着いたあとに、減量や中止を検討することがあります。
継続するかどうかは、症状を見ながら医師とご相談しながら進めます。
食物アレルギーが原因か調べたいです。
問診の内容や疑わしい食物に応じて、血液検査や負荷試験の必要性を判断します。
じんましんは食物が原因であることは多くありませんが、ご相談に応じて検査をご提案します。
負荷試験が必要と判断した場合は、実施可能な医療機関と連携します。
子どもにもじんましんは出ますか?
お子さまにもじんましんは見られます。
年齢に応じた治療をご提案できますので、お気軽にご相談ください。
なお、特発性の慢性蕁麻疹に使う注射薬(オマリズマブ・デュピルマブ)は、いずれも12歳以上が対象です。
繰り返すじんましん、抗ヒスタミン薬で改善しないかゆみ、長期間続いている慢性じんましんなど、お気軽にご相談ください。
アナフィラキシーが疑われる症状(顔・のどの腫れ、息苦しさ、強い動悸など)がある場合は、119番または救急対応の医療機関にご相談ください。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜13:00 | 月曜 診療あり | 火曜 診療あり | 水曜 診療なし | 木曜 診療あり | 金曜 診療あり | 土曜 診療あり | 日祝 診療なし |
| 14:30〜17:00 | 月曜 診療あり | 火曜 診療あり | 水曜 診療なし | 木曜 診療あり | 金曜 診療あり | 土曜 診療なし | 日祝 診療なし |
※ 最終受付は診療時間の30分前までとなります。
※ 美容皮膚科は完全予約制です。
※ 受診科目や院内での滞在時間にかかわらず同じ無料時間の駐車サービス券をご用意しています。駐車時間によっては、別途ご負担が生じる場合があります。
お急ぎの方は、お電話(092-403-3312)でもご予約・ご相談を承ります。 [休診日]水・日曜日・祝日
皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科 副院長 田代 朋子
経歴
- 山口大学医学部医学科 卒業
- 小倉記念病院 初期臨床研修
- 産業医科大学病院 皮膚科
- JCHO下関医療センター 皮膚科
- 九州労災病院 皮膚科
- 花水木クリニック 副院長
資格・所属学会
- 日本専門医機構認定 皮膚科専門医
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- 日本皮膚悪性腫瘍学会
- 日本研究皮膚科学会
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