皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|副院長 田代 朋子
主な経歴
- 山口大学医学部医学科 卒業
- 小倉記念病院 初期臨床研修
- 産業医科大学病院 皮膚科
- JCHO下関医療センター 皮膚科
- 九州労災病院 皮膚科
- 花水木クリニック 副院長
資格
- 日本専門医機構認定 皮膚科専門医
関連施設での外来診療
- 小倉記念病院/戸畑総合病院/門司メディカルセンター/新小文字病院 など
所属学会
- 日本皮膚科学会
- 日本皮膚悪性腫瘍学会
- 日本研究皮膚科学会
- 日本美容皮膚科学会
「ほくろを取りたいけれど跡が心配」「盛り上がったシミやいぼが増えてきた」「ニキビ跡や毛穴の質感が気になる」
CO₂レーザー(炭酸ガスレーザー)は、ほくろ・脂漏性角化症などの良性病変のレーザー除去(スポット照射)と、ニキビ跡・毛穴に対するフラクショナル治療に用いられます。福岡市南区・大橋の花水木クリニックでは、施術前にダーモスコピーで悪性を疑う所見の有無を確認し、レーザー除去で対応できるか、切除や病理検査を優先すべきかを見極めます。
レーザー除去は線状の縫合瘢痕を残さない治療ですが、円形の凹みや色素沈着、再発の可能性があります。フラクショナル治療も1回で大きな変化を保証するものではありません。
診察で想定される経過とリスクをご説明したうえで治療を進めます。
※ 美容目的のCO₂レーザー治療は自費診療です。効果や経過には個人差があります。
CO₂レーザー(炭酸ガスレーザー)とは

CO₂レーザーは、波長10.6μm(10,600nm)の赤外線レーザーです。皮膚に含まれる水分に吸収されやすく、照射した部位に熱エネルギーを集中させることで、組織の切開・蒸散・凝固を行います。
ほくろ・脂漏性角化症・スキンタグなどの盛り上がった病変は、レーザーで少しずつ削るように除去します。
また、CO₂レーザーには、病変をピンポイントに蒸散・切除する治療(スポット照射)、肌に微細な点状照射を行い創傷治癒反応を利用するフラクショナル治療があります。目的や肌状態によって、治療方法・回数・ダウンタイム・リスクが異なります。
こんな方におすすめ
- ほくろ・脂漏性角化症・スキンタグなど盛り上がった病変を除去したい方
- 切除(縫合)に抵抗があり、レーザーでの処置を希望する方
- 病変が良性か診察で確認したうえで治療を判断したい方
- ニキビ跡・毛穴のざらつきなど、肌表面の質感が気になる方
特徴・メリット
Point. 01
皮膚科専門医が診察
視診・触診・ダーモスコピーで、悪性を疑う所見がないかを確認します。

Point. 02
レーザーで取ってよい病変かを判断
CO₂レーザーが適していない場合は、切除や病理検査を優先します。
Point. 03
出血を抑えやすい
熱による凝固作用があるため、病変によっては出血を抑えながら治療できます。
Point. 04
縫合・抜糸が不要
軟膏や保護材で創部を保護しながら経過をみます。

Point. 05
複数の小さな病変に対応
顔や首の小さなほくろ・スキンタグなどは、診察のうえで複数個を同日に治療できることがあります。

対応できる症状
ほくろ
小さく浅い病変は1回で終了する場合もありますが、中央部が深いほくろや大きい病変では、凹み・再発・複数回治療の可能性があります。
いぼ(スキンタグ・軟性線維腫)
首やわきなどにできる小さな柔らかい突起状の病変です。衣類にこすれる、見た目が気になるなどの場合に、CO₂レーザーで除去できることがあります。
盛り上がったシミ(脂漏性角化症)
加齢とともに増える良性の盛り上がりです。茶〜黒色で表面にザラつきがあることが多く、CO₂レーザーで対応できる場合があります。
浅い病変では深く削りすぎないことが大切なため、診察で病変の厚みや部位を確認します。
※ 平らなシミ(老人性色素斑・日光黒子など)にはQスイッチレーザーやIPL光治療など別の治療をご検討ください。
汗管腫・稗粒腫・脂腺増殖症
目の周りや顔にできる小さな白色〜肌色のぶつぶつです。病変の種類・数・部位によって治療方法が異なります。
再発や複数回治療の可能性も含め、診察時にご説明します。
ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)
第一選択は保険皮膚科の液体窒素治療です(いぼのページ)。液体窒素で改善しにくい難治例で、ご希望があれば自費のCO₂レーザーで対応する場合があります。
CO₂レーザーでは深さの調整が必要で、浅いと再発し、深すぎると瘢痕化する可能性があります。
その他のCO₂レーザー治療
CO₂フラクショナル(ニキビ跡・毛穴)
医師の診察・指示のもと、看護師が施術します。皮膚に微細な点状のレーザーを照射し、周囲の正常組織を残しながら創傷治癒反応を利用する治療です。ざ瘡後瘢痕(ニキビ跡)・浅いクレーター・毛穴の開き・肌表面の質感などに対して、肌状態を確認したうえで検討します。1回で大きな変化を保証する治療ではなく、複数回の治療が必要になることがあります。フラクショナル治療では、赤みの遷延、腫れ、熱傷、色素沈着・色素脱失、感染、瘢痕、ヘルペスの悪化・再発等が起こることがあります。治療間隔は4〜8週間が目安です。回数は肌状態と経過に応じてご相談します。
施術の流れ
Step. 01
カウンセリング・診察
視診・触診・ダーモスコピーで病変を確認し、CO₂レーザーの適応・別治療の必要性・回数・費用・ダウンタイム・リスクをご説明します。

Step. 02
施術前準備
治療部位を清潔にし、必要に応じてマーキング・金属類の除去を行います(レーザー光は金属に反射するため)。

Step. 03
麻酔
病変の大きさ・部位・治療内容に応じて、氷冷・表面麻酔・局所麻酔などを検討します。

Step. 04
CO₂レーザー照射
保護めがねを着用していただき、病変を確認しながら必要な範囲に照射します。治療時間は病変の数・大きさ・部位により異なります。

Step. 05
軟膏・保護材による処置
軟膏やワセリンを塗布し、創傷被覆材や絆創膏で保護します。術後のケア方法をご説明します。

リスク・副作用・ダウンタイムについて
CO₂レーザー治療では、以下の副作用が起こり得ます。
- 赤みの遷延
- 炎症後色素沈着、色素脱失
- 浅い凹み、陥凹瘢痕
- 盛り上がり、肥厚性瘢痕、ケロイド
- 強い腫れ
- 熱傷、水疱、表皮の損傷
- 出血、浸出液、感染、化膿
- 単純ヘルペス症状の悪化・再発
- 病変の取り残し・再発(特に深いほくろ、ウイルス性いぼなど)
CO₂レーザー除去を行わない病変
- 悪性が疑われる病変
- 前がん病変が疑われる病変
- 病理検査が必要と判断される病変
- 医師がCO₂レーザーでは不適切と判断した病変
施術を控える・慎重に判断する方
- 妊娠中、授乳中の方
- 小児の方、全身状態が不良の方
- ペースメーカーを使用している方
- 出血性疾患、血栓症の既往がある方、抗凝固薬・抗血小板薬を使用中の方
- 糖尿病、膠原病などで創傷治癒に不安がある方
- ケロイド体質、肥厚性瘢痕の既往がある方
- 心疾患、高血圧などがある方
- 治療部位に外傷、感染、強い炎症、ヘルペス症状がある方
- 原因不明の皮膚疾患がある方
- 日焼け直後、または施術後の紫外線対策が難しい方
- 経口レチノイドやピーリング剤を使用中の方
- 麻酔にアレルギーがある方
- 治療部位近くに金属インプラントなどがある方
- その他、医師が不適応と判断した方
施術後のトラブル
施術後の強い痛み、出血、浸出液が続く、化膿、強い腫れ、強い色調変化が出た場合は、すぐに当院へご連絡ください。必要に応じて専門医療機関への紹介を検討します。
施術後のケア
- 軟膏・保護材による保護 — 創部に軟膏やワセリンを塗布し、傷に貼りつきにくい創傷被覆材や絆創膏で保護します。
- かさぶたを無理に剥がさない — かさぶたは自然に取れるまで触らないでください。こする・剥がす・強く洗うなどの刺激は、色素沈着や瘢痕の原因になることがあります。
- 紫外線対策・保湿 — 炎症後色素沈着を抑えるため、上皮化後も紫外線対策と保湿を継続してください。日焼け止めや美白剤は、創部の刺激にならない製剤を選び、強くこすらずに塗布してください。
- メイク — 翌日からメイクが可能です。除去治療ではテープ保護の上からメイクが可能となります。
刺激の強い製品や摩擦は避けてください。
治療経過の目安
ほくろ・いぼ・脂漏性角化症などの除去
| 時期 | 状態の目安 |
| 直後 | 赤み・浅い凹み・浸出液 |
| 約7〜14日 | 上皮化の目安。病変によっては10日以上の保護継続あり |
| 約2〜3ヶ月 | 赤み・凹凸が徐々に落ち着く |
| 約3〜6ヶ月 | 炎症後色素沈着が落ち着く目安 |
| 再治療間隔 | 創部の治癒や色調を確認し、少なくとも3ヶ月以上空けることがあります |
CO₂フラクショナル
| 時期 | 状態の目安 |
| 直後〜数時間 | 赤み、ひりひりした熱感、乾燥。冷却を行います |
| 2〜3日 | 点状のかさぶた、ざらつき、茶色っぽい変化 |
| 約3〜7日 | 上皮化の目安。かさぶたは自然に取れるまで待ちます |
長期経過として、赤みは数週〜2ヶ月、炎症後色素沈着は3〜6ヶ月で落ち着くのが目安です。
個人差・部位・サイズ・深さ・治療出力によって経過は変動します。
料金
※ 価格は全て税込表記です。
CO₂レーザー蒸散・除去(ほくろ・いぼ・盛り上がったシミ)
| 対象 | 価格 | 備考 |
| ほくろ(3mmまで) | 5,500円 | 4〜5mm 8,800円。6mm以上はCO₂レーザー除去の対象外とし、保険診療・切除・病理検査・紹介を含めて診察で判断します |
| 脂漏性角化症(5mmまで) | 5,500円 | 6〜10mm 8,800円 / 10mm超 11,000円 |
| スキンタグ・稗粒腫1個 | 1,100円 | 10個 9,900円 / 20個 19,800円 / 30個 27,500円 |
| 汗管腫・脂腺増殖症 1個 | 5,500円 | 10個 22,000円 |
※ ほくろ・いぼの除去をご希望の場合、初回は美容予約ではなく保険診療の診察をご予約ください。ダーモスコピーで悪性の可能性がないかを確認したうえで、除去をご希望の場合は後日のご予約でご案内します(美容初診料はかかりません)。
詳しくはほくろ・いぼのページをご覧ください。
CO₂フラクショナル(毛穴・ニキビ跡)
| 対象 | 1回 | コース |
| 全顔 | 33,000円 | 3回 89,100円 / 5回 148,500円 |
| 両頬 | 19,800円 | 3回 53,500円 / 5回 89,100円 |
| 鼻 | 9,900円 | 3回 26,700円 / 5回 44,550円 |
※ 4〜8週間隔で複数回行うことを目安に、肌状態を見ながら回数を判断します。2回目以降は、治癒経過・赤み・色素沈着の有無を確認し、間隔を延長する場合があります。
麻酔・診察料
| 項目 | 価格 |
| 表面麻酔 | 2,200円 |
| 局所麻酔 | 1,100円 |
| 処置後のテープ | 料金に含む |
CO₂フラクショナルの美容初診料:3,300円(re-Beau肌画像解析を含む)。以下の美容診療の診察料ルールは、CO₂フラクショナルに適用します。ほくろ・いぼの除去は、上記の保険診療からのご案内を優先します。
※ 新しいお悩みや治療の初めてのご相談には、受診歴にかかわらず美容初診料をお願いしております。ご相談済みの治療計画内での施術変更には、初診料は改めてかかりません。継続施術に必要な診察・安全確認・経過撮影は、施術料金に含まれます。
※ ご相談済みの内容についての再相談や、継続のお薬の処方のみの場合は、美容再診料1,100円をお願いしております。当院の施術後、医師からご案内した経過確認の診察には、追加の診察料はかかりません。
※ ただし、相談済みの治療計画であっても、受診間隔が空いた場合は以下の扱いとなります。前回の美容診療から1年以上2年未満空いた場合は、美容再診料1,100円がかかります。2年以上空いた場合は美容初診となり、ご相談内容に応じた美容初診料がかかります。
※ 麻酔は別途費用がかかります。処置後のテープ代は処置料金に含まれます。追加のテープをご購入の場合は別途実費となります。軟膏は、必要に応じてご購入をお願いしております。
※ 男性の方もご相談いただけます。
よくあるご質問
CO₂レーザーで取るか、切除するかはどう決まりますか?
病変の大きさ・深さ・部位・見た目・ダーモスコピー所見を確認して判断します。悪性が疑われる場合や病理検査が必要な場合は、CO₂レーザーではなく切除生検が可能な連携医療機関をご紹介します。
当日に施術できますか?
基本は初診で診察を行い、後日に施術日を予約していただきます。ただし、予約枠に空きがあり、病変の状態にも問題がない場合は、当日施術できることもあります。
1回で取れますか?
小さく浅い病変は1回で終了することがありますが、深さ・大きさ・数・部位によっては複数回になることがあります。
跡は残りますか?
治療した部位には跡が残りますが、時間とともに目立ちにくくなります。
テープや保護材はどのくらい必要ですか?
ほくろ・いぼ除去では、上皮化まで約7〜14日が目安です。病変や部位によっては10日以上を目安に保護を続けることがあります。
具体的な期間は診察・施術時にお伝えします。
顔以外でも対応できますか?
首・体・手足など、部位に応じて対応します。ご相談ください。
ニキビ跡やクレーターにも対応していますか?
CO₂フラクショナルによる治療を行う場合がありますが、ほくろ・いぼ除去とは治療内容、回数、ダウンタイム、リスクが異なります。詳しくは診察で肌状態を確認してご説明します。
保険は使えますか?
美容目的のほくろ・脂漏性角化症・スキンタグ等の除去は自費診療です。ウイルス性いぼなど、保険診療が適している皮膚疾患については皮膚科診療でご相談ください。
男性ですが受けられますか?
はい、男性の方もご相談いただけます。
ほくろ・いぼ・脂漏性角化症の除去をご希望の方は、まず診察で病変の状態を確認します。
CO₂レーザーで除去できるか、切除や病理検査を優先すべきか、跡や再発の可能性も含めてご説明しますのでお気軽にご相談ください。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜13:00 | 月曜 診療あり | 火曜 診療あり | 水曜 診療なし | 木曜 診療あり | 金曜 診療あり | 土曜 診療あり | 日祝 診療なし |
| 14:30〜17:00 | 月曜 診療あり | 火曜 診療あり | 水曜 診療なし | 木曜 診療あり | 金曜 診療あり | 土曜 診療なし | 日祝 診療なし |
※ 最終受付は診療時間の30分前までとなります。
※ 美容皮膚科は完全予約制です。
※ 受診科目や院内での滞在時間にかかわらず同じ無料時間の駐車サービス券をご用意しています。駐車時間によっては、別途ご負担が生じる場合があります。
お急ぎの方は、お電話(092-403-3312)でもご予約・ご相談を承ります。 [休診日]水・日曜日・祝日
皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科 副院長 田代 朋子
経歴
- 山口大学医学部医学科 卒業
- 小倉記念病院 初期臨床研修
- 産業医科大学病院 皮膚科
- JCHO下関医療センター 皮膚科
- 九州労災病院 皮膚科
- 花水木クリニック 副院長
資格・所属学会
- 日本専門医機構認定 皮膚科専門医
- 日本皮膚科学会
- 日本皮膚悪性腫瘍学会
- 日本研究皮膚科学会
- 日本美容皮膚科学会