皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|副院長 田代 朋子
主な経歴
- 山口大学医学部医学科 卒業
- 小倉記念病院 初期臨床研修
- 産業医科大学病院 皮膚科
- JCHO下関医療センター 皮膚科
- 九州労災病院 皮膚科
- 花水木クリニック 副院長
資格
- 日本専門医機構認定 皮膚科専門医
関連施設での外来診療
- 小倉記念病院/戸畑総合病院/門司メディカルセンター/新小文字病院 など
所属学会
- 日本皮膚科学会
- 日本皮膚悪性腫瘍学会
- 日本研究皮膚科学会
- 日本美容皮膚科学会
「何度も赤く腫れるニキビができる」「保険診療の外用薬や内服薬を続けても落ち着かない」「ニキビ跡が増えていくのが不安」
重症・難治性のニキビでは、通常の治療だけでは十分な改善が得られないことがあります。
福岡市南区・大橋の花水木クリニックでは、まず治療歴・肌状態・安全面を確認したうえで、必要な方に限りイソトレチノイン内服を検討します。
イソトレチノインは、国内では尋常性ざ瘡治療薬として承認されていない未承認医薬品です。催奇形性をはじめとする重大な副作用があるため、安易な処方は行いません。
「早く飲む」よりも、「安全に続けられるかを確認してから始める」ことを大切にしています。
※ 本治療は自費診療です。効果には個人差があり、再発する場合もあります。
イソトレチノインとは

イソトレチノインは、ビタミンA誘導体(13-cis-レチノイン酸)の内服薬です。
海外では1980年代から重症ニキビ治療薬として使用されています(国内未承認・詳細は本ページ内の「未承認医薬品等に関する表示」をご確認ください)。
ニキビに対しては、皮脂分泌を抑える、毛穴の詰まりに関わる角化に働きかける、炎症を抑えるなど、複数の作用が関与すると考えられています。重症・難治性のニキビに対して有効性が期待される一方で、重大な副作用や妊娠への影響があるため、医師の管理下で慎重に使用する必要があります。
こんな方におすすめ
- 保険のニキビ治療(外用・内服)を一定期間続けても改善が乏しい方
- 重症・繰り返す炎症性ニキビにより日常生活への影響が大きい方
- ニキビ跡が増えていくことに不安があり、これ以上炎症を残したくない方
イソトレチノインの効果
※ 効果には個人差があります。
皮脂分泌の抑制
皮脂腺に作用し、過剰な皮脂分泌を抑えることが期待できます。
炎症性ニキビの改善
新たな炎症性ニキビの発生を減らし、現在の炎症が落ち着きやすくなることが期待できます。
ニキビ跡の予防
新たな炎症性ニキビを抑えることで、今後のニキビ跡形成リスクを下げることが期待できます。すでにできたクレーターや赤み・色素沈着を直接治す治療ではありません。
処方できない方(禁忌)
処方できない方
- 妊娠中、妊娠の可能性がある方
- 治療中から服用終了後1ヶ月以内に妊娠を予定している方
- 必要な期間、確実な避妊が困難な方
- 授乳中の方
- イソトレチノインまたはビタミンA誘導体に過敏症がある方
- 重度の肝機能障害、重度の脂質異常症がある方
- 必要な診察・検査・安全管理を継続できない方
- その他、医師が不適応と判断した方
慎重に判断する方
- うつ病、強い気分の落ち込み、自殺念慮などの既往がある方
- 精神科・心療内科に通院中の方
- 炎症性腸疾患の既往がある方
- 肝機能異常、脂質異常を指摘されたことがある方
- 成長期・未成年の方
- 激しい運動を継続予定で、筋肉痛・脱水の管理が難しい方
- レーザー、IPL、ピーリング、ワックス脱毛などの美容施術を予定している方
服用方法と治療期間
服用量は、体重、ニキビの状態、副作用、血液検査の結果に応じて調整します。通常は少ない量から開始し、安全性と治療効果を確認しながら服用量を決めます。
治療期間は4〜6ヶ月程度が目安ですが、服用量や治療経過によって異なります。原則として月1回の診察を行い、症状、副作用、検査結果を確認しながら処方します。
自己判断で服用量を変更したり、残った薬を再開したりしないでください。
副作用・注意事項(必ずお読みください)
比較的よくみられる症状
- 口唇炎、皮膚乾燥、粘膜の乾燥
- 目の乾燥、結膜炎
- 皮膚の赤み、皮むけ、刺激感
- 鼻出血
注意が必要な症状・検査異常
- 関節痛、筋肉痛、背部痛
- 頭痛
- 肝機能異常
- 脂質異常(コレステロール・中性脂肪上昇)
- 血糖値などの検査異常
稀だが重大な副作用
- うつ症状、自殺念慮などの精神症状
- 強い頭痛、吐き気、視力変化などを伴う脳圧亢進
- 夜間視力の低下などの視覚症状
- 聴覚異常
- 強い腹痛、血便、重い下痢などの消化器症状
- 膵炎、重度の肝機能障害
- 重い皮膚症状(強い発疹、水ぶくれ、粘膜症状など)
その他の注意
- 飲酒は控えめにしてください(肝機能・脂質への影響)
- 他のビタミンA製剤・ビタミンAサプリメントとの併用は避けます
- テトラサイクリン系抗菌薬との併用は避けます(脳圧亢進リスク)
- 服用中は日焼け・強い紫外線刺激に注意してください
- 服用中および服用終了後一定期間は、レーザー、IPL、ピーリング、ワックス脱毛などの美容施術を避ける必要があります。再開時期は施術内容や肌状態により異なるため、必ず医師にご相談ください
服用中のトラブル
服用中に強い乾燥、関節痛、筋肉痛、腹痛、血便、強い頭痛、抑うつ気分、視力変化、聴こえにくさ、強い発疹や水ぶくれ、粘膜の異常などが出た場合は、すぐに当院へご連絡ください。重篤な副作用が疑われる場合は、服用を中止し、連携医療機関と協力して対応します。
妊娠・避妊・献血について
- 妊娠中、妊娠の可能性がある方は服用できません
- 妊娠の可能性がある方は、服用開始前1ヶ月・服用中・服用終了後1ヶ月は、医師の説明に沿った確実な避妊が必要です
- 当院では妊娠検査は行いません。妊娠の可能性の有無は、診察時の問診で確認します。妊娠の可能性がある場合は、必ず申告してください
- 服用中に妊娠が分かった場合、または妊娠の可能性がある場合は、服用を中止し、すぐに当院へご連絡ください
- 服用中および服用終了後1ヶ月は献血できません
- 授乳中は服用できません。服用終了後の授乳再開時期は医師にご確認ください
- 男性の方へ:本人の避妊・妊娠検査は不要です。精液中へのイソトレチノイン移行は微量で、パートナーへの催奇形性リスクは臨床的に問題ないとされていますが、ご不安な方には服用中のコンドーム使用や服用時期の調整をご提案します
治療の流れ
Step. 01
初診
問診・診察、治療歴・内服薬・サプリ・美容施術予定の確認、血液検査、避妊説明とリスク同意を行います(初診当日の処方は原則行いません)。

Step. 02
服用開始
原則1ヶ月分を処方し、服用方法・副作用への対応をご説明します。

Step. 03
月1回の診察
症状確認・副作用評価、血液検査、用量調整を行います。

Step. 04
治療終了
終了判断、終了後1ヶ月の避妊・献血制限の確認、再発時の対応・施術再開時期のご相談を行います。

未承認医薬品等に関する表示
当院で使用するイソトレチノイン製剤は、医薬品医療機器等法上、日本国内で尋常性ざ瘡治療薬として承認されていない未承認医薬品です。
当院では、海外で製造・流通しているイソトレチノイン製剤を、医師による個人輸入により入手し、自由診療として処方します。
国内承認医薬品の有無
国内では、イソトレチノインを有効成分とし、ニキビ治療薬として承認された医薬品はありません。ニキビに対しては、国内で承認された外用薬・内服薬による保険診療が可能です。
諸外国における安全性情報
イソトレチノインを有効成分とする医薬品は、米国をはじめとする諸外国で重症ニキビの治療薬として承認されています。一方で、催奇形性、肝機能障害、脂質異常、精神症状などの重大な副作用が報告されています。
医薬品副作用被害救済制度について
未承認医薬品を使用した場合、万が一重篤な副作用が生じても、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
また、個人輸入された医薬品は、国内承認医薬品と同様の品質・有効性・安全性が確認されているものではありません。詳しくは、厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」をご確認ください。
料金
| 項目 | 価格 | 備考 |
| 初診料 | 2,200円 | 初回診察時 |
| 再診料 | 1,100円 | 月1回の診察ごと |
| 血液検査 | 3,300円 / 回 | 肝機能・脂質など |
| イソトレチノイン薬剤費 | 10mg・30カプセル 11,000円/20mg・30カプセル 19,800円 | 用量・輸入状況により変動 |
※ 価格は全て税込表記です。
よくあるご質問
何ヶ月で変化が出ますか?
服用2〜3ヶ月で皮脂分泌や炎症の変化を感じる方もいますが、効果には個人差があります。一般的には4〜6ヶ月程度の治療を行います。
治療開始後に一時的に悪化することはありますか?
開始直後に一時的にニキビが悪化したように感じることがあります。多くは経過を見ながら調整しますが、症状が強い場合は自己判断で中止せず、当院へご相談ください。
治療後にニキビが再発することは?
改善が長く続く方もいますが、再発することもあります。再発時の対応もご相談ください。
飲酒・運動はできますか?
飲酒は控えめにしてください。肝機能や脂質への影響を確認しながら治療します。
激しい運動は筋肉痛・関節痛・脱水に注意が必要です。詳細は診察時にご説明します。
妊娠を希望しています。
妊娠中・妊娠予定の方は服用できません。妊娠を希望される時期までに服用を完了し、終了後1ヶ月の経過を見てから妊娠の計画をお願いします。
男性ですが、パートナーが妊娠予定でも服用できますか?
可能です。精液中へのイソトレチノイン移行は微量で、パートナーへの催奇形性リスクは臨床的に問題ないとされています。
ご不安な方には、服用中のコンドーム使用や服用時期の調整などをご提案できますので、診察時にお伝えください。
まだ保険治療を十分に受けていません。相談できますか?
ご相談は可能です。ただし、イソトレチノインはすべてのニキビに最初から使用する薬ではありません。
状態によっては、まず保険診療での外用薬・内服薬をご提案します。
未成年でも治療できますか?
年齢、症状、成長状態、保護者の同意、安全管理の可否を確認したうえで個別に判断します。
オンラインだけで処方できますか?
当院では安全管理のため、診察、血液検査、必要に応じた妊娠検査を行ったうえで処方可否を判断します。オンラインのみでの安易な処方は行いません。
個人輸入とは何ですか?
国内承認のない医薬品を、医師の責任のもと海外から輸入して処方する仕組みです。患者さんが自己判断で海外通販や個人輸入を行うことを勧めるものではありません。
当院ではリスクを十分にお話ししたうえで処方します。
保険治療を続けても改善しにくいニキビ、繰り返す炎症性ニキビ、ニキビ跡が増えることへの不安がある方は、まずは診察でご相談ください。
これまで使用した外用薬・内服薬、お薬手帳、他院での検査結果があればご持参ください。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜13:00 | 月曜 診療あり | 火曜 診療あり | 水曜 診療なし | 木曜 診療あり | 金曜 診療あり | 土曜 診療あり | 日祝 診療なし |
| 14:30〜17:00 | 月曜 診療あり | 火曜 診療あり | 水曜 診療なし | 木曜 診療あり | 金曜 診療あり | 土曜 診療なし | 日祝 診療なし |
※ 最終受付は診療時間の30分前までとなります。
※ 美容皮膚科は完全予約制です。
※ 受診科目や院内での滞在時間にかかわらず同じ無料時間の駐車サービス券をご用意しています。駐車時間によっては、別途ご負担が生じる場合があります。
お急ぎの方は、お電話(092-403-3312)でもご予約・ご相談を承ります。 [休診日]水・日曜日・祝日
皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科 副院長 田代 朋子
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- 九州労災病院 皮膚科
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