子どものウイルス性いぼ(尋常性疣贅)

皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|副院長  田代 朋子

皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|副院長 田代 朋子

主な経歴

  • 山口大学医学部医学科 卒業
  • 小倉記念病院 初期臨床研修
  • 産業医科大学病院 皮膚科
  • JCHO下関医療センター 皮膚科
  • 九州労災病院 皮膚科
  • 花水木クリニック 副院長

資格

  • 日本専門医機構認定 皮膚科専門医

関連施設での外来診療

  • 小倉記念病院/戸畑総合病院/門司メディカルセンター/新小文字病院 など

所属学会

  • 日本皮膚科学会
  • 日本皮膚悪性腫瘍学会
  • 日本研究皮膚科学会
  • 日本美容皮膚科学会

「手や足に硬いぶつぶつができた」「足の裏にたこや魚の目のようなものがある」「いぼが増えてきた」
お子さまのいぼは、気づいたときには数が増えていたり、ほかの部位に広がっていたりすることがあります。
ウイルス性いぼは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の小さな傷から入り込んでできる皮膚の感染症です。手足や爪のまわり、足の裏などにみられ、少しずつ大きくなったり、数が増えたりすることがあります。

福岡市南区・大橋の花水木クリニックでは、日本専門医機構認定皮膚科専門医が、いぼの種類や部位、お子さまの年齢・負担を見ながら治療方針を考えます。

ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)とは

子どもの手にできたウイルス性いぼ

ウイルス性いぼは、正式には尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼ばれます。ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染してできる、表面がざらざらした硬いできものです。
子どもでは手足にできることが多く、爪のまわりや足の裏にもみられます。足の裏では体重がかかって平らに見えるため、たこや魚の目と区別しにくいことがあります。

お子さまにみられるいぼの症状と好発部位

ウイルス性いぼは、次のような見た目で気づかれることがあります。

  • 表面がざらざらしている
  • 皮膚色から灰色っぽい、硬い盛り上がりがある
  • 足の裏では平らで、歩くと痛いことがある
  • 小さな黒い点のように見える部分がある
  • 数が増えたり、近くに広がったりする

できやすい部位は、手の指、爪のまわり、足の指、足の裏などです。足の裏では、深く入り込むように見えるタイプ(ミルメシア)があり、歩くと痛みが出ることがあります。
爪を噛む、いぼを触る、皮膚をむしる癖があると、周囲に広がることがあります。

感染経路とうつり方

ウイルス性いぼは、皮膚の小さな傷からウイルスが入り込んでできます。いぼを触る、削る、むしることで、同じお子さまの別の部位に広がることがあります。
主な感染は皮膚の接触ですが、ぬれた床やマットなどを介して感染する機会もあります。感染してからしばらくして、いぼとして気づくことがあります。

検査・診断

多くの場合、見た目やできている部位、経過から診断します。足の裏では、たこ・魚の目と似て見えることがあるため、必要に応じてダーモスコピーで皮膚の模様や黒い点の有無を確認します。

ウイルス性いぼの治療

治療は、いぼの部位・数・大きさ・痛み・お子さまの負担を見ながら決めます。
ウイルス性いぼは、1回で治療が終わることは少なく、複数回の通院が必要になることが多い病気です。無理に一度で取ろうとせず、経過を見ながら治療を進めます。

液体窒素による凍結療法

液体窒素による凍結療法は、ウイルス性いぼに対してよく行われる治療です。-196℃の液体窒素を病変部に当て、いぼの組織に変化を起こして少しずつ改善を目指します。
治療後は、痛み、赤み、水ぶくれ、かさぶた、色素沈着などが出ることがあります。足の裏や爪のまわりのいぼは、治療に時間がかかることがあります。

お子さまの負担に配慮した治療

液体窒素は痛みを伴うため、お子さまの年齢や怖がり方、いぼの数に合わせて、治療する範囲や強さを調整します。
一度にすべてを治療することが負担になる場合は、範囲を分けたり、通院間隔を調整したりしながら進めます。痛みが強い場合は、治療方針を見直します。

外用薬・内服薬(ヨクイニンなど)

いぼの状態によって、サリチル酸製剤などの外用薬や、ヨクイニンなどの内服薬を使うことがあります。
外用薬や内服薬は、いぼの部位・皮膚の状態・年齢によって向き不向きがあります。液体窒素と組み合わせるかどうかも含めて判断します。

治療回数と通院の目安

ウイルス性いぼは、数回の治療で改善することもあれば、数ヶ月以上かかることもあります。足の裏、爪のまわり、数が多い場合は、治療期間が長くなりやすい傾向があります。
通院間隔は、1〜2週間ごとを目安にすることが多いですが、痛みや皮膚の反応を見ながら調整します。

日常生活で気をつけたいこと(プール・人にうつさないために)

いぼを自分で削ったり、むしったりしないようにしましょう。ウイルスが周囲に広がる原因になります。
いぼを触ったあとは手を洗い、タオルや足ふきマットの共用はできるだけ避けます。プールや体育などは、園・学校の方針を確認してください。
痛みや出血がある、かき壊している、数が増えている場合はご相談ください。

よくあるご質問

ウイルス性いぼは自然に治りますか?

自然に目立たなくなることもあります。ただし、数が増える、ほかの部位に広がる、痛みが出ることもあります。
気になるときや増えてきたときは、ご相談ください。

液体窒素は痛いですか?

痛みを伴います。お子さまの場合は、治療する範囲や強さを調整し、無理のない範囲で進めます。

何回くらい通院が必要ですか?

1回で治ることは少なく、複数回の通院が必要になることが多いです。部位や数、大きさによって期間は変わります。

プールに入ってもよいですか?

ウイルス性いぼだけで、プールを一律に禁止する決まりは通常ありません。ただし、足の裏や手足のいぼは、ぬれた床や接触をきっかけに広がることがあります。
園・学校の方針を確認し、患部を触らない、削らない、タオルを共用しないようにしましょう。

家族にうつりますか?

うつる可能性はあります。いぼを触った手でほかの部位を触らない、タオルや足ふきマットの共用を避けるなど、日常の中で広がりにくくする工夫が大切です。

お子さまの皮膚トラブルでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。0歳のお子さまから対応しています。

皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科
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皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科 副院長 田代 朋子

皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科 副院長 田代 朋子

経歴

  • 山口大学医学部医学科 卒業
  • 小倉記念病院 初期臨床研修
  • 産業医科大学病院 皮膚科
  • JCHO下関医療センター 皮膚科
  • 九州労災病院 皮膚科
  • 花水木クリニック 副院長

資格・所属学会

  • 日本専門医機構認定 皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会
  • 日本皮膚悪性腫瘍学会
  • 日本研究皮膚科学会
  • 日本美容皮膚科学会
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