皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科|副院長 田代 朋子
主な経歴
- 山口大学医学部医学科 卒業
- 小倉記念病院 初期臨床研修
- 産業医科大学病院 皮膚科
- JCHO下関医療センター 皮膚科
- 九州労災病院 皮膚科
- 花水木クリニック 副院長
資格
- 日本専門医機構認定 皮膚科専門医
関連施設での外来診療
- 小倉記念病院/戸畑総合病院/門司メディカルセンター/新小文字病院 など
所属学会
- 日本皮膚科学会
- 日本皮膚悪性腫瘍学会
- 日本研究皮膚科学会
- 日本美容皮膚科学会
「頭皮や肘・膝にフケのような皮疹が繰り返す」「治療を続けてもすっきり良くならない」「生物学的製剤を導入したが、通いやすい場所で継続できるか相談したい」
尋常性乾癬は長く付き合っていくことの多い慢性の皮膚疾患ですが、症状や生活への影響に応じて治療を調整できます。
福岡市南区・大橋の花水木クリニックでは、皮膚科専門医が外用薬・内服薬を中心に乾癬の保険診療を行います。すでに他院で生物学的製剤による治療を始め、病状が安定している方には、通いやすい場所で治療を続けられるよう、維持治療のご相談をお受けしています(紹介元の医療機関との連携が前提です)。
尋常性乾癬とは

尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)とは、皮膚の細胞のターンオーバーが過剰に早まることで、赤みのある皮疹の上に銀白色のフケのようなもの(鱗屑・りんせつ)が乗った状態が、頭皮・肘・膝・腰などに繰り返し出る慢性の皮膚の病気です。
「人にうつる病気」ではありません。免疫のはたらきが関わっていると考えられています。
副院長 田代 朋子
乾癬は長く付き合う病気ですが、この10年で治療が大きく進歩しました。当院では、専門施設で生物学的製剤を始められた方が、通いやすい場所で安心して治療を続けられることを大切にしています。
受診をおすすめする症状
次のような場合はご相談ください。
- 頭皮・肘・膝などに赤みとフケのような皮疹が繰り返す
- 爪の変形がある
- 関節の痛みや朝のこわばりを伴う
- これまでの治療で十分な改善が得られない
- 生物学的製剤の維持治療について相談したい
乾癬の種類
乾癬にはいくつかの種類がありますが、最も多いのは「尋常性乾癬」です。
- 尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん) — 最も多いタイプ。一般的に「乾癬」というとこれを指すことが多い
- 滴状乾癬(てきじょうかんせん) — 小さな水滴のような皮疹が体に多発
- 膿疱性乾癬 — 全身に膿疱が出る、まれな重症型
- 乾癬性紅皮症 — 全身が広く赤くなる、まれな重症型
このページでは主に尋常性乾癬を中心にご説明します。膿疱性乾癬・乾癬性紅皮症のような重症型は、大学病院などでの治療が中心となります。
尋常性乾癬の症状
- 赤みのあるしっかりとした皮疹(紅斑)
- その上に銀白色のフケのようなもの(鱗屑・りんせつ)が積もる
- かゆみを伴うことがある(約半数の方にみられる)
- 繰り返しはがれる
- 頭皮にできると、髪の生え際に沿ってフケのように見える
- 爪の変形(爪乾癬)を伴うことがある
好発部位は、頭皮・肘の外側・膝の前・腰・お尻など、こすれや摩擦が加わりやすい部位です。
指の腫れ、関節の痛み、朝のこわばり、腰やかかとの痛みなどがある場合は乾癬性関節炎の可能性があります。皮膚症状の強さと関節症状の強さが一致しないこともあるため、必要に応じてリウマチ科などへ紹介・連携します。
尋常性乾癬の原因
はっきりとした原因は分かっていませんが、複数の要因が関わっていると考えられています。
- 体質(家族歴があると発症しやすい傾向)
- 免疫のはたらきの変化
- ストレス・疲労
- 感染(扁桃炎などがきっかけになることがある)
- 喫煙・お酒
- 肥満・代謝の問題(生活習慣病との関連も指摘される)
- 薬剤(一部の薬で誘発・悪化することがある)
乾癬では生活習慣病との関連が指摘されています。すべての方に特別な検査が必要というわけではありませんが、血圧・脂質・血糖などが気になる場合は、内科と連携して全身の状態も確認します。
尋常性乾癬の検査・診断
診断は、問診と皮疹の見た目・分布・経過の確認を中心に行います。必要に応じて皮膚生検、血液検査などを組み合わせ、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、扁平苔癬などとの鑑別を行います。
非典型例で診断を確かめる必要があるときは、皮膚生検(局所麻酔下で皮膚を数mm採取して病理検査)を検討することがあります。生検は外注病理での判定となるため、結果が出るまでにお時間をいただきます。
関節症状を伴う場合は、必要に応じてリウマチ科などへ紹介・連携します。
尋常性乾癬の治療法
乾癬の治療は、重症度・部位・生活への影響に応じて段階的に選びます。
外用療法
軽症〜中等症の中心となる治療です。重症度・部位・生活への影響・副作用・費用負担をふまえて選択します。
- ステロイド外用薬 — 炎症を抑える基本のお薬
- 活性型ビタミンD3外用薬 — 皮膚のターンオーバーを整える
- 配合外用薬 — 上記の組み合わせ
これらを、部位や皮疹の厚みに応じて使い分けます。頭皮には、髪があっても塗りやすいローションやフォームの剤形を使うことが多いです。
光線療法
紫外線を皮疹に当てて炎症を抑える治療です。当院ではエキシマ光線療法を導入し、外用薬で効果が不十分な部位や、限られた範囲の皮疹に照射します。
当院のエキシマ光線療法は、部分的な照射に適しています。広い範囲への照射が必要な場合は、全身型の紫外線治療装置(NB-UVBなど)に対応する医療機関と連携します。
内服療法
外用・光線で効果が不十分な方が対象です。
- PDE4阻害薬
- 免疫抑制薬
- メトトレキサート など
定期的な血液検査をしながら、副作用に注意して使います。
生物学的製剤
乾癬の症状が強い方や、外用薬・内服薬などで十分な効果が得られない方では、生物学的製剤を検討することがあります。代表的な薬剤クラスには、TNF-α阻害薬、IL-17阻害薬、IL-23阻害薬、IL-12/23阻害薬などがあります。
当院での対応
生物学的製剤の新規導入は、日本皮膚科学会が定める承認施設で行われます。当院では新規導入は行っていませんが、必要な場合は適切な施設へご紹介します。
すでに他院で治療を始めて病状が安定している方には、通いやすい場所で続けられるよう、維持治療のご相談をお受けしています。当院で続けられるかは、お薬の種類や病状、紹介元の医療機関との連携状況などによって異なりますので、まずはご相談ください。
費用について
生物学的製剤は医療費が高額になることがあります。公的医療保険の対象となる治療で、同一月の自己負担額が一定額を超える場合には、高額療養費制度を利用できることがあります。
自己負担の上限額は、年齢・所得・加入している医療保険などによって異なります。費用面も含めてご相談しながら進めますので、ご遠慮なくお尋ねください。
日常生活での注意点
- 保湿 — 乾燥するとかゆみや鱗屑が目立ちやすくなります。入浴後などに保湿を心がけましょう。
- 入浴 — 熱すぎるお湯を避け、皮膚を強くこすらずやさしく洗いましょう。
- 皮膚への刺激 — 掻く、こするなどの刺激で皮疹が悪化することがあります。できるだけ刺激を避けましょう。
- 紫外線 — 日光で改善することもありますが、強い日焼けは避けましょう。
- 食事・運動 — バランスのよい食事と適度な運動を心がけ、適正体重を保つことが大切です。
- 禁煙・節酒 — 喫煙や過度の飲酒は乾癬との関連が指摘されています。禁煙し、飲酒は控えめにしましょう。
- ストレス・睡眠 — ストレスや体調の変化で悪化することがあります。十分な睡眠と休養を心がけましょう。
- 感染症 — かぜや扁桃炎などの感染症が悪化のきっかけになることがあります。症状が続く場合は早めに受診しましょう。
当院の治療方針
Point. 01
外用治療を基本とした治療計画
軽症〜中等症の方には、外用薬の使い方を含めて、生活に合わせた治療計画をご提案します。

Point. 02
生物学的製剤の
維持治療のご相談
他院で治療を始めて病状が安定している方が、通いやすい場所で治療を続けられるよう、維持治療のご相談をお受けしています(紹介元との連携が前提です)。
Point. 03
内科併設による
全身管理の相談
乾癬では生活習慣病との関連が指摘されています。血圧・脂質・血糖などが気になる場合は、内科と連携して全身の状態も確認します。

Point. 04
関節症状はリウマチ科などと連携
指や関節の痛み・腫れがある場合は、乾癬性関節炎の可能性があるため、必要に応じてリウマチ科などへ紹介・連携します。

繰り返す乾癬の皮疹でお困りの方、生物学的製剤の維持治療を当院で続けたい方は、ぜひご相談ください。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜13:00 | 月曜 診療あり | 火曜 診療あり | 水曜 診療なし | 木曜 診療あり | 金曜 診療あり | 土曜 診療あり | 日祝 診療なし |
| 14:30〜17:00 | 月曜 診療あり | 火曜 診療あり | 水曜 診療なし | 木曜 診療あり | 金曜 診療あり | 土曜 診療なし | 日祝 診療なし |
※ 最終受付は診療時間の30分前までとなります。
※ 美容皮膚科は完全予約制です。
※ 受診科目や院内での滞在時間にかかわらず同じ無料時間の駐車サービス券をご用意しています。駐車時間によっては、別途ご負担が生じる場合があります。
お急ぎの方は、お電話(092-403-3312)でもご予約・ご相談を承ります。 [休診日]水・日曜日・祝日
皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科 副院長 田代 朋子
経歴
- 山口大学医学部医学科 卒業
- 小倉記念病院 初期臨床研修
- 産業医科大学病院 皮膚科
- JCHO下関医療センター 皮膚科
- 九州労災病院 皮膚科
- 花水木クリニック 副院長
資格・所属学会
- 日本専門医機構認定 皮膚科専門医
- 日本皮膚科学会
- 日本皮膚悪性腫瘍学会
- 日本研究皮膚科学会
- 日本美容皮膚科学会