足のむくみ・冷え

循環器内科・内科|院長 田代 紘朗

循環器内科・内科|院長 田代 紘朗

主な経歴

  • 山口大学医学部医学科 卒業
  • 小倉記念病院 初期臨床研修
  • 小倉記念病院 循環器内科
  • わかばハートクリニック 循環器内科
  • 花水木クリニック 院長

資格

  • 日本専門医機構認定 内科専門医
  • 日本専門医機構認定 循環器内科専門医

所属学会

  • 日本心臓リハビリテーション学会
  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本心不全学会

「夕方になると足がむくむ」「片足だけ急に腫れた」「歩くとふくらはぎが痛み、休むと治まる」
足のむくみや歩行時の痛みは、心臓・静脈・動脈などの病気のサインとして現れることがあります。

このページでは、足のむくみや歩行時の痛みで考えられる原因、受診の目安、当院で行う検査と治療の流れをご説明します。

足首のむくみ(浮腫)を指で押して確認している様子
次のような症状がある場合は、通常予約を待たず、症状に応じて119番または救急医療機関へ連絡してください。
  • 片足だけが急に腫れて強く痛む(深部静脈血栓症や感染症などの可能性)
  • 急な息切れ・胸痛・失神・強い呼吸困難を伴うむくみ(肺塞栓症や心不全急性増悪などの可能性)
  • 急に片足が冷たく強く痛む、しびれる、動かしにくい、色が急に悪くなる(急性下肢虚血などの可能性)

明らかな緊急症状がなく、救急車を呼ぶべきか迷う場合は、福岡県救急医療電話相談「#7119」も利用できます。

こんな症状はありませんか?

むくみの症状

  • 夕方になると足がむくむ
  • 靴下の跡が深く残る
  • 足を指で押すとへこんで戻りにくい
  • 急にむくみが出てきた
  • 片足だけが急に腫れて痛い
  • むくみとともに体重が短期間で増えた

血流低下を疑う症状

  • 片足だけが冷たい、左右で温度差がある
  • 冷たさに加えて色が悪い(青白い・紫色)
  • 歩いているとふくらはぎが痛くなり、休むと治まる
  • 足の傷が治りにくい
  • 皮膚や爪の状態が変わった

片足だけ急に腫れて強く痛む場合は、深部静脈血栓症(DVT)や蜂窩織炎など複数の原因が考えられるため、当日中を目安に医療機関へ相談・受診してください。歩くとふくらはぎが痛み、休むと治まる場合は、末梢動脈疾患(PAD)などを調べます。
急に片足が冷たく強く痛む、動かしにくい、色が悪い場合は、通常予約を待たず直ちに救急受診してください。移動が難しい、または症状が強い場合は119番へ連絡してください。

院長 田代 紘朗

院長 田代 紘朗

足のむくみは、出始めた時期、左右差、息切れや痛みの有無によって考える原因が変わります。診察では「いつから・どのように起きているか」を丁寧に確認します。

足のむくみで考えられる原因

足のむくみには、心臓・静脈・腎臓・肝臓・リンパ管など複数の原因があります。診察と必要な検査から原因を絞り、当院の対応範囲を超える場合は適切な診療科・医療機関へつなぎます。

心不全

心不全では体に水分がたまり、両足のむくみ、息切れ、急な体重増加などが現れることがあります。

  • 両足にむくみが出ることが多い
  • 息切れ・横になると苦しいなどの症状を伴う
  • 体重が短期間で増える(水分の貯留)

必要に応じてNT-proBNP(心臓への負荷の指標)などの血液検査を行い、症状・診察所見・心電図・心エコー等と合わせて判断します。

下肢静脈瘤

足の静脈の弁がうまく働かず、血液が逆流して静脈が拡張する病気です。

  • 立ち仕事の方に多い
  • ふくらはぎや足の表面にボコボコした血管が浮き出る
  • 夕方にむくみがひどくなる

必要に応じて下肢血管超音波などを検討し、専門的な治療が必要な場合は適切な医療機関へご紹介します。

深部静脈血栓症(DVT)

足の深い部分の静脈に血栓(血のかたまり)ができる病気です。

  • 片足だけが急に腫れて痛い
  • 長時間の安静(手術後・長距離移動など)の後に起こりやすい
  • 血栓が肺へ移動すると肺塞栓症を起こすことがある

片足の急な腫れや痛みがある場合は、当日中を目安に医療機関へ相談・受診してください。急な息切れ・胸痛・失神・強い呼吸困難を伴う場合は、肺塞栓症などの可能性があるため119番へ連絡してください。
Dダイマーや下肢静脈超音波などが必要な場合は、緊急度と当院の対応範囲に応じて検査または専門医療機関への紹介を行います。

腎臓・肝臓の障害

腎機能・肝機能の低下でも足にむくみが出ます。当院では血液・尿検査で確認し、必要に応じて他の診療科をご案内します。

リンパ浮腫

がんの手術後やリンパ管の異常で起こるむくみです。専門のリハビリが必要な場合は、リンパ浮腫の専門施設をご紹介します。

歩くと足が痛む・片足が冷たいとき

足の冷たさだけで原因を判断することはできません。歩くとふくらはぎが痛む、左右で温度や色が違う、傷が治りにくいなどを伴う場合は、足の血流低下を調べます。

末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)

足に血液を送る動脈が動脈硬化で狭くなる病気です。「PAD」とも呼ばれます。

  • 歩いていると足(特にふくらはぎ)が痛くなり、少し休むと治まる(間欠性跛行)
  • 片足が冷たい、左右で温度や色に差がある
  • 足の傷が治りにくい

PADは全身の動脈硬化と関連するため、足の症状だけでなく心臓や脳の血管リスクも含めて評価することが大切です。PADが疑われる場合は、診察に加えてABI(足首と腕の血圧比)などを用いて足の血流を評価します。

緊急受診の目安

急に片足が冷たく強く痛む、動かしにくい、しびれる、色が急に悪くなる場合は、急性下肢虚血などの可能性があります。通常予約を待たず直ちに救急受診してください。

移動が難しい、または症状が強い場合は119番へ連絡してください。

冷たさ・しびれには別の原因もあります

足の冷たさやしびれは、血管だけでなく神経・整形外科領域・糖尿病・甲状腺機能などが関係することもあります。

  • 症状の左右差や歩行との関係
  • 糖尿病・喫煙など血管の危険因子
  • 腰や足の神経症状
  • 服薬歴や全身の体調

診察で血流障害の可能性を確認し、心臓・血管以外の原因が疑われる場合は適切な診療科をご案内します。

早めの評価が大切な理由

足のむくみや歩行時の痛みの背景に病気がある場合、早めに原因を確認することが大切です。

  • 心不全 — むくみ、息切れ、急な体重増加は病状悪化のサインとなることがあります
  • PAD(末梢動脈疾患) — 進行すると安静時の痛みや治りにくい傷が現れることがあります
  • DVT — 血栓が肺へ移動すると肺塞栓症を起こすことがあります
  • 下肢静脈瘤 — 病状により皮膚炎や潰瘍を生じることがあります

むくみが続く、左右差がある、歩行時の痛みや息切れを伴う場合はご相談ください。

当院で行う検査

症状と診察所見に応じて、当院で対応可能な検査を組み合わせて評価します。

心エコー

超音波検査を行う男性医師

超音波で心臓のポンプ機能を評価します。心不全による足のむくみが疑われる場合に有用です。
痛みはなく、放射線被ばくもありません。

下肢血管超音波

超音波検査装置

当院では下肢動脈・下肢静脈の超音波検査に対応しています。症状や診察所見に応じて、血流の状態や血栓の有無などを調べます。

  • 静脈エコー — 下肢静脈瘤・深部静脈血栓症(DVT)の評価
  • 動脈エコー — 末梢動脈疾患(PAD)の補助評価

ABI/PWV検査

ABI・PWV検査機器

ABIは腕と足首の血圧を測り、足の血流低下を調べる検査です。PWVは動脈の硬さをみる参考指標です。

  • ABIは末梢動脈疾患(PAD)のスクリーニングに有用です
  • PWVは動脈の硬さをみる参考指標です
  • 大きな痛みはなく、短時間で行えます

血液検査

検査室(採血・検体検査の設備)
  • NT-proBNP — 心臓への負荷をみる指標の一つです。単独で診断せず、症状・診察所見・心電図・心エコー等と合わせて判断します
  • 腎機能・肝機能 — むくみの背景因子を評価
  • D-ダイマー — DVTを評価する補助検査です。症状・診察・超音波検査と組み合わせて判断します

治療について

検査結果と病状に応じて、薬物療法・生活指導・専門医療機関への紹介などをご説明します。

薬物療法

  • 利尿薬 — 心不全によるむくみの管理
  • 抗凝固薬 — DVTなどで必要性と出血リスクを個別に判断
  • 抗血小板薬・脂質低下薬など — PADの病状と全身の動脈硬化リスクに応じて検討

物理的療法(弾性ストッキング等)

  • 弾性ストッキング — 原因によって適否が異なるため、使用前に血流や皮膚の状態を確認します
  • 動脈血流障害が疑われる場合は使用しない、または強い圧迫を避ける必要があります

生活習慣の改善指導

  • 病状に応じた運動
  • 禁煙(PADの重要な危険因子である喫煙を見直します)
  • 塩分制限(心不全の場合)
  • 体重管理

専門医療機関への紹介

下肢静脈瘤の手術、PADの血行再建治療、重症DVTなど専門的な治療が必要な場合は、適切な医療機関へご紹介します。

当院の診療の流れ

  1. 症状の聞き取り
  2. 必要に応じて心エコー・下肢血管超音波・ABI/PWV
  3. 血液検査
  4. 結果説明・治療方針
  • 結果が確認できた検査からご説明します。結果説明の時期は検査項目により異なります
  • 緊急度や検査結果に応じて、専門医療機関へご紹介します
  • 急な息切れ・胸痛・失神を伴うむくみは119番へ連絡してください。片足の急な腫れや痛み、急に片足が冷たく痛む場合も、通常予約を待たず早めに医療機関へご相談ください
  • 月・木は19時まで診療し、Web予約、LINE予約に対応しています

足のむくみや歩行時の痛みには、心臓・静脈・動脈など複数の原因があります。当院では日本専門医機構認定 循環器内科専門医が、症状と診察所見を確認し、必要な検査と受診先を一緒に整理します。

よくあるご質問

夕方になると足がむくみます。受診したほうがいいですか?

夕方だけのむくみでも、続く場合や悪化する場合はご相談ください。急なむくみ、息切れ、短期間の体重増加、片足だけの腫れや痛みがある場合は、早めの評価が必要です。

「歩くと足が痛くなる」のは年齢のせいですか?

歩くとふくらはぎが痛み、休むと治まる症状は、末梢動脈疾患(PAD)などでみられます。診察とABIなどで足の血流を確認し、必要に応じて専門医療機関での追加検査をご案内します。

片足だけ急に腫れて痛いのですが、どうしたらいいですか?

片足だけの急な腫れや強い痛みには、深部静脈血栓症(DVT)や感染症など複数の原因があります。早めに医療機関へご相談ください。

急な息切れ・胸痛・失神・強い呼吸困難を伴う場合は、肺塞栓症などの可能性があるため119番へ連絡してください。明らかな緊急症状がなく受診先に迷う場合は、福岡県救急医療電話相談「#7119」も利用できます。

下肢静脈瘤と言われました。手術は必要ですか?

治療の要否は、症状、皮膚の状態、静脈瘤の範囲などにより異なります。弾性ストッキングの適否を含めて評価し、手術など専門的な治療が必要な場合は適切な医療機関へご紹介します。

紹介状がなくても受診できますか?

はい、紹介状は不要です。健診結果や他院でのお薬の情報があれば、お持ちいただけると診療がスムーズです。

足のむくみや歩行時の痛みには、心臓・静脈・動脈・腎臓・肝臓など複数の原因があります。症状が続く場合や左右差がある場合はご相談ください。

当院では症状と診察所見に応じて必要な検査を行い、治療または適切な医療機関への紹介につなげます。急な息切れ・胸痛・失神を伴うむくみは119番へ、片足の急な腫れや痛み、急に片足が冷たく強く痛む場合は通常予約を待たず医療機関へご相談ください。

循環器内科・内科
診療時間 月 火 水 木 金 土 日祝
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14:30〜18:00 月曜 診療あり 火曜 診療あり 水曜 診療なし 木曜 診療あり 金曜 診療あり 土曜 診療なし 日祝 診療なし
18:00〜19:00 月曜 診療あり 火曜 診療なし 水曜 診療なし 木曜 診療あり 金曜 診療なし 土曜 診療なし 日祝 診療なし

※ 最終受付は診療時間の30分前までとなります。

休診日
水・日曜日・祝日
住所
〒815-0033
福岡県福岡市南区大橋1丁目3番3号 OHASHI HILL 3F
アクセス
西鉄天神大牟田線「大橋」駅 徒歩1分
駐車場
OHASHI HILL駐車場(87台)

※ 受診科目や院内での滞在時間にかかわらず同じ無料時間の駐車サービス券をご用意しています。駐車時間によっては、別途ご負担が生じる場合があります。

花水木クリニック周辺の地図。大橋駅東口から徒歩1分、OHASHI HILL 3F。

お急ぎの方は、お電話(092-403-3312)でもご予約・ご相談を承ります。 [休診日]水・日曜日・祝日

循環器内科・内科 院長 田代 紘朗

循環器内科・内科 院長 田代 紘朗

経歴

  • 山口大学医学部医学科 卒業
  • 小倉記念病院 初期臨床研修
  • 小倉記念病院 循環器内科
  • わかばハートクリニック 循環器内科
  • 花水木クリニック 院長

資格・所属学会

  • 日本専門医機構認定 内科専門医
  • 日本専門医機構認定 循環器内科専門医
  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本心不全学会
  • 日本心臓リハビリテーション学会
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