痛風・高尿酸血症の治療

循環器内科・内科|院長 田代 紘朗

循環器内科・内科|院長 田代 紘朗

主な経歴

  • 山口大学医学部医学科 卒業
  • 小倉記念病院 初期臨床研修
  • 小倉記念病院 循環器内科
  • わかばハートクリニック 循環器内科
  • 花水木クリニック 院長

資格

  • 日本専門医機構認定 内科専門医
  • 日本専門医機構認定 循環器内科専門医

所属学会

  • 日本心臓リハビリテーション学会
  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本心不全学会

「足の指が突然腫れて、激しく痛んだ」
「健診で尿酸値が高いと言われたけれど、自覚症状がないので放置している」
そんな方はいませんか。

高尿酸血症は、尿酸値が高い状態が続くことで、痛風発作や尿路結石、腎機能への影響につながることがあります。また、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病と合併していることも少なくありません。

当院では、痛風発作時の痛みへの対応だけでなく、尿酸値の長期的な管理や、生活習慣病・腎機能を含めた総合的な評価を行います。

高尿酸血症・痛風とは

痛風発作で赤く腫れた足の付け根

尿酸値が高い状態が続くと、尿酸が結晶となって関節に沈着し、ある日突然激しい炎症を起こすことがあります。これが痛風発作です。

痛風発作は足の親指の付け根に起こることが多く、「風が当たるだけでも痛い」と表現されるほどの強い痛みが特徴です。

院長 田代 紘朗

院長 田代 紘朗

痛風発作が治まると安心してしまう方もいますが、発作がない時期も尿酸値・腎機能・尿路結石の有無などを確認し、必要に応じて長期的に管理することが大切です。

高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態をいいます。尿酸は食事や体の中の代謝で生じる老廃物で、通常は腎臓から尿として排出されますが、作られすぎたり排出が追いつかなくなると、血液中に溜まっていきます。

痛風発作の症状

痛風発作は、以下のような特徴があります。

  • 突然の激しい関節痛 — 前触れなく、夜間〜早朝に発症することが多い
  • 赤く腫れて熱を持つ — 患部が赤くなり、触ると熱い
  • 歩行が困難になる — 足の親指の付け根に多く、靴が履けないほど腫れることも
  • 数日〜1〜2週間程度で軽快することがある — ただし、尿酸値が高い状態が続くと再発を繰り返しやすくなります

発作が治まっても、尿酸値が高い状態が続くと再発リスクが高くなります。発作後も尿酸値や腎機能を確認し、必要に応じて生活習慣の見直しや薬物療法を検討します。

高尿酸血症の原因

高尿酸血症には、尿酸が体内で増えやすい、腎臓や腸から排泄しにくい、両方が重なるなど複数の要因があります。

尿酸の産生が多いタイプ

  • プリン体の多い食事(レバー・ビール・魚卵・干物など)
  • 激しい運動(筋肉の分解で尿酸が増える)
  • 肥満

尿酸の排出が少ないタイプ

  • 腎臓の尿酸排出機能が低い(体質や加齢の影響)
  • 脱水(水分摂取が少ない)

実際には、体質、腎機能、食事、飲酒、体重、服薬など複数の要因が重なることがあります。アルコールは尿酸値に影響するため、ビールだけでなく種類と量の両方を確認することが大切です。

遺伝的な体質も影響するため、ご家族に痛風や高尿酸血症の方がいる場合は注意が必要です。

高尿酸血症で注意したい合併症

高尿酸血症は痛風発作だけの問題ではありません。尿酸値が高い状態が長く続くと、以下のような合併症と関連することがあります。

痛風結節

尿酸の結晶が皮膚の下や関節のまわりに塊として溜まったものです。耳たぶ、ひじ、手指の関節、アキレス腱のまわりなどにできることがあります。

尿酸値が高い状態が長年続いた場合に見られ、適切な治療で尿酸値を下げることで小さくなることもあります。

腎機能への影響

高尿酸血症は、腎機能の低下や尿路結石と関連することがあります。腎機能の変化や治療薬の選択に関わるため、血液検査・尿検査などで定期的に状態を確認することが大切です。

尿路結石

尿酸が尿中で結晶化すると、尿路結石(腎臓や尿管にできる石)の原因になることがあります。背中から脇腹にかけての激しい痛みが典型的な症状です。

十分な水分摂取と尿酸値の管理が予防につながります。

検査・診断について

血液検査

高尿酸血症の診断の基本は血液検査です。

  • 尿酸値 — 7.0mg/dLを超えると高尿酸血症と診断
  • 腎機能(クレアチニン・eGFR) — 腎臓への影響を確認
  • その他 — 血糖値・脂質・肝機能なども合わせて評価(生活習慣病の合併が多いため)

尿検査

尿検査では、尿pH、蛋白、潜血などを確認します。必要に応じて尿中尿酸排泄の評価を行うことがあります。

尿路結石のリスク評価にも役立ちます。

治療について

痛風発作時の治療

痛風発作が起きたときは、まず炎症と痛みを抑える治療を行います。腎機能や胃腸障害、服用中のお薬を確認したうえで以下を選択します。

  • 消炎鎮痛薬(NSAIDs) — 痛みと腫れを抑える内服薬
  • コルヒチン — 発作の状況、腎機能、併用薬などを確認して使用を検討します
  • ステロイド薬 — NSAIDsが使いにくい場合などに、患者さんの状態を確認して検討します
  • 患部の安静・冷却 — 冷やして安静にすることで症状が和らぎます

尿酸降下薬を始める時期は、発作の状態、これまでの治療、腎機能などを踏まえて個別に判断します。すでに尿酸降下薬を服用中の方は、発作が起きても自己判断で中止せず、医師にご相談ください。

尿酸値を下げる薬物療法

尿酸値を下げる薬物療法は、以下のような方で検討します。

  • 痛風発作を繰り返す方
  • 痛風結節がある方
  • 尿路結石や腎機能低下を合併している方
  • 尿酸値が高く、生活習慣の見直しだけでは十分な管理が難しい方

主なお薬は以下の2種類です。

  • 尿酸産生抑制薬 — 体の中で尿酸が作られるのを抑えるお薬
  • 尿酸排泄促進薬 — 腎臓からの尿酸排出を助けるお薬

痛風発作を繰り返す方や痛風結節がある方では、血清尿酸値6.0mg/dL以下を目標に管理することが一般的です。症状がない高尿酸血症では、尿酸値、合併症、薬の副作用などを踏まえて、薬物療法の必要性を慎重に判断します。

食事・生活習慣の改善

お薬と併せて、食事や生活習慣の見直しも大切です。

  • プリン体を多く含む食品を控える — レバー、白子、干物、ビールなど
  • 十分な水分をとる — 医師から水分制限を指示されていない方では、尿量をしっかり確保できるよう水分摂取を心がけます
  • アルコールを控える — 特にビールは要注意。焼酎やウイスキーも量に注意
  • 肥満の改善 — 体重を減らすだけでも尿酸値が下がるケースがあります
  • 適度な運動 — ウォーキングなどの軽い有酸素運動。激しい運動は逆に尿酸値を上げることがある

当院の診療について

Point. 01

複数の生活習慣病をまとめて管理

高尿酸血症は、高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満などの生活習慣病と合併していることがあります。

当院では、尿酸値だけを見るのではなく、血圧、血糖、脂質、腎機能なども合わせて確認し、生活習慣病全体を見渡した診療を行います。お薬の相互作用にも配慮でき、通院の負担も軽減されます。

診察中の男性医師と患者

Point. 02

心血管リスクの評価

高尿酸血症は、高血圧・糖尿病・脂質異常症などと合併しやすく、心血管疾患リスクとの関連も報告されています。

胸痛、動悸、息切れ、むくみなどの症状がある場合や、生活習慣病を合併している場合には、必要に応じて循環器内科としての評価も行います。動脈硬化の検査は、症状や既往歴、検査結果から医師が必要と判断した場合に検討します。

血糖・脂質の項目が並ぶ健康診断の結果票と聴診器

Point. 03

通いやすい体制

尿酸値の管理は長期にわたります。月曜・木曜は夜19時まで診療しており、お仕事帰りにも通いやすい体制を整えています。

西鉄大橋駅の駅舎と駅前ロータリー

高尿酸血症は、高血圧・糖尿病・脂質異常症などを伴うことがあります。尿酸値だけを見るのではなく、血圧・血糖・脂質・腎機能も確認し、生活習慣病全体を見渡して治療方針を考えます。

痛風発作は治まっても、高尿酸血症の管理を続けることが大切です。尿酸値を適切にコントロールすることで、再発リスクや腎臓・尿路結石への影響を減らすことが期待できます。

よくあるご質問

健診で尿酸値が高いと言われました。痛みがなくても受診した方がよいですか?

症状がなくても、尿酸値、腎機能、尿路結石、生活習慣病の有無などを確認することが大切です。結果票をお持ちください。

足の親指の付け根が急に腫れて痛みます。痛風でしょうか?

痛風発作の可能性がありますが、感染症など別の病気でも似た症状が出ます。強い痛みや腫れがある場合は早めに受診してください。

食事やお酒を見直すだけで尿酸値は下がりますか?

食事、飲酒、体重、水分摂取などの見直しは大切ですが、それだけで十分かは人によります。尿酸値や合併症を確認し、必要に応じて薬物療法を検討します。

尿酸値が下がったら薬をやめてもよいですか?

自己判断で中止すると尿酸値が再び上がることがあります。発作の有無や検査結果を確認しながら、継続・減量・中止を医師と相談します。

「尿酸値が高いと言われた」「痛風発作を繰り返している」「他の生活習慣病も一緒に診てほしい」

そんな方は、花水木クリニックの内科にご相談ください。

循環器内科・内科
診療時間 月 火 水 木 金 土 日祝
9:00〜13:00 月曜 診療あり 火曜 診療あり 水曜 診療なし 木曜 診療あり 金曜 診療あり 土曜 診療あり 日祝 診療なし
14:30〜18:00 月曜 診療あり 火曜 診療あり 水曜 診療なし 木曜 診療あり 金曜 診療あり 土曜 診療なし 日祝 診療なし
18:00〜19:00 月曜 診療あり 火曜 診療なし 水曜 診療なし 木曜 診療あり 金曜 診療なし 土曜 診療なし 日祝 診療なし

※ 最終受付は診療時間の30分前までとなります。

休診日
水・日曜日・祝日
住所
〒815-0033
福岡県福岡市南区大橋1丁目3番3号 OHASHI HILL 3F
アクセス
西鉄天神大牟田線「大橋」駅 徒歩1分
駐車場
OHASHI HILL駐車場(87台)

※ 受診科目や院内での滞在時間にかかわらず同じ無料時間の駐車サービス券をご用意しています。駐車時間によっては、別途ご負担が生じる場合があります。

花水木クリニック周辺の地図。大橋駅東口から徒歩1分、OHASHI HILL 3F。

お急ぎの方は、お電話(092-403-3312)でもご予約・ご相談を承ります。 [休診日]水・日曜日・祝日

循環器内科・内科 院長 田代 紘朗

循環器内科・内科 院長 田代 紘朗

経歴

  • 山口大学医学部医学科 卒業
  • 小倉記念病院 初期臨床研修
  • 小倉記念病院 循環器内科
  • わかばハートクリニック 循環器内科
  • 花水木クリニック 院長

資格・所属学会

  • 日本専門医機構認定 内科専門医
  • 日本専門医機構認定 循環器内科専門医
  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
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  • 日本心臓リハビリテーション学会
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